学園の生徒でもないのに、ちょこちょこ現れては 道を訊ねていく謎のちみっ子。 と思ったら、どうやら彼女は実は学園の予科生で、 本科の敷地に迷い込んでしまっていた模様。 「迷ってなどいません」と本人は断固否定しているが……。 予科生ながら、その魔法の腕はなんと熾月さえも唸らせるほど。 それもそのはず、どうやら彼女の母親は……。 そんな彼女のライフワークは地図作り。 ノートを片手に、彼女は今日もあちこちをさまよい歩く。