子供の頃は凄かった! この子は将来とんでもない魔法使いになる! ……なんて話はどこにでも転がっていること。 だけど彼の場合、意外な方向に突き抜けてしまった。 魔法使いのランクとしてはクラスDと低いけど それを体術と体力でカバーしている異色の魔法使い。 運動部連中からいつも熱烈アプローチを受けているが、 入部はせず、助っ人参加以上のことはしないようにしている。 そんな彼は「近寄りがたくて怖い」のか? はたまた「クールでかっこいい」のか? どちらにしても当人はあまり気にしていないらしい。